カトリック清水教会聖堂の保存、建替え問題の経緯

年 月 概  要
2014年3月 ミサを行える信徒館の新築を要望。将来的に聖堂の大規模修繕、または建替えの検討が始まる。
2015年9月 臨時の信徒総会による聖堂について、建替えと保存のほぼ半々の決議。
〃  11月 教区から一級建設士の岡氏による聖堂の調査。耐震(保存)には費用がかかると診断。
2016年4月 高橋神父より「聖堂の保存は難しい」とのレポートが信徒に提出される。
2017年2月

松永設計による聖堂の継続的な調査の開始。耐震の補強方法、費用について結果報告。

教区からの調査内容についての質問について回答したが進展なし。

2018年3月 信徒総会にて、今聖堂の保存・建替えの決定は早計と、1年後の信徒総会に持ち越し。
2019年1月 聖堂保存のための署名活動が行われる。
〃  1月 教区の保久神父(事務局)より、聖堂をどうするかの判断は教区が行うと通達。
〃  5月 教区が依頼したKR建築研究所による聖堂の調査開始。
2020年8月 KR社による調査結果。倒壊の恐れ有り、高額な費用、保存する補強案がないと結論。
〃  10月 山辺豊彦氏(木造建築の権威)による見解。「外部からの耐震補強で基準を確保できる」
〃  11月 土屋和男(日本建築学会)、塩見寬(静岡県建築士会)両氏による保存の要望書を提出。
2021年4月

聖堂に関しての説明会を開催。

講演者(敬称略):東郷和彦、土屋勝男、松永和廣、白井正人、酒井田努、川島寛明

聖堂保存の声が各所で上がり始める。

〃  11月

聖堂が閉鎖される。

静岡市が「文化財として指定したい」旨を伝える。調査のために聖堂の開放を要望。

2022年1月 教区と静岡市文化財課による会合。「教会として残せないのであれば、建物として残したい」
〃  6月 静岡市と教区の会合にて。梅村司教より旧聖堂を文化財として残した前例を示唆。
〃  7月 教区より神父3名による説明会。「保存せず、他の場所への移築のみ応ずる」
2023年4月 聖堂移築に向けた「一般社団法人カトリック清水教会聖堂を活かす会」設立
〃  5月 一般社団法人設立の報告の総会開催