聖堂の解体は、2024年7月末に無事終了しました。こちらには、解体開始の1月4日より6月末までの解体記録写真を掲載しております。 7月以降の解体記録はこちら→をご覧ください。※画像は全てクリックすると拡大します。
聖堂は1935年に建てられましたが、鐘楼の鐘には「1914」という文字があります。 これはおそらく、別の建物で利用されていた鐘をドラエ神父が清水に持ち込んだのではないかと考えられます。 鐘にはラテン語とフランス語で、こんな文字が刻まれています。
GLORIA IN EXCELSIS DEO
ANNO DOMINI 1914
ST CŒUR JESUS
EUGÈNE BAUDOUIN FONDEUR A MARSEILLE
いと高きところにある神に栄光あれ
1914年に イエスの聖心
創立者ウジェーヌ・ボードアン マルセイユにて
ウジェーヌ・ボードアンはEugène Beaudouinというフランスの建築家のことかと思いきや、鐘の「BAUDOUIN」とはスペルが違います。 「EUGÈNE BAUDOUIN bell」で検索するとフランスの教会の鐘の写真がたくさん出てくるので、当時マルセイユで活躍していた鐘作りの職人さんの名前なのかと推測しています。
柱頭装飾部の取り外し/告解室の取り外し/壁面漆喰の剥がし
クラウドファンディング返礼品用の漆喰の剥がし/聖櫃等の壁面造作の取り外し/継続して内部腰壁の木部の取り外し
照明器具のとりはずし/床下の状態
聖堂南側の腰板 とりはずし
本日、聖堂の調査及び部分解体を行いました。
正月も三が日が過ぎた1月4日、いよいよ解体に着手。
冬晴れのもと、足場が組まれていきます。